拡大する写真・図版 ラグビー日本代表の稲垣啓太選手=群馬県太田市、西畑志朗撮影

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 昨年のラグビーワールドカップで「笑わない男」として注目を集めた日本代表、稲垣啓太選手(29)。朝日新聞のインタビューに応じ、「満足してしまえば成長はない」と自身の美学を語った。夢を抱き、それに向かって努力することの大切さを教えてくれる。

いながき・けいた 1990年6月2日生まれ、29歳。新潟市出身。新潟工業高校の時、高校日本代表に選ばれる。関東学院大学を卒業後の2014年にラグビー日本代表入り。昨年のワールドカップ日本大会のスコットランド戦で代表初トライを決めて日本中を歓喜の渦に巻き込み、「笑わない男」として人気に。

 幼いころはプロ野球選手になりたかったんです。幼稚園からずっとやっていましたしね。でも、中学3年生でラグビーを気分転換で始め、ラグビーにのめり込みました。ラグビーが魅力的だったんでしょう。

 新潟工業高校に進んで、自分たちから望んできつい練習をこなしました。それが正しいか正しくないかは当時は分からない。でも、それで自分たちが強くなる、必ず結果につながると信じていました。

 厳しい練習のエピソードはいろいろありますけど、特に校内合宿です。年に2~3回、学校の宿泊施設に1週間ほど泊まり込むんです。早朝から練習して午前の授業を受け、昼休みはグラウンドを整備して自主練習。午後の授業を受け、夕方から夜まで練習。高校生にしたらハードですよね。

 でも、そこが合宿のいいところです。チームとしての存在意義をみんなが理解できるチャンス。何のためにラグビーをやるのか。なぜラグビーができるのか。1人では何もできないってことも理解できました。

 高校1年の時の目標はレギュラーになって花園(全国大会)に出ることでした。ラグビーで生きていくことを決めたのは2年の冬ぐらい。進路のことを考え始めて、ラグビーで行くしかないなと。

 世界を意識したのは高校日本代表の時、フランス代表との試合です。大差で負けて差を痛感しました。これが世界だと。アスリートとしてトップレベルに行けば行くほど、自分の弱い部分、自分のだめな部分をしっかり把握して受け入れないと、次には進めない。結果を残すことでしか返していけない。

今回のW杯の振り返りに次への目標、稲垣選手の言葉はとまりません。小さな時の夢「器の大きな男」にはなれたのでしょうか。

 今回のワールドカップ(W杯)…

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