拡大する写真・図版 チェルノブイリ原発に向かう検問所近くの土産物店。放射線のマークをあしらった商品が並んでいた=2019年11月7日午後、ウクライナ、越田省吾撮影

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 旧ソ連時代、ウランは核兵器製造や膨大な電力を生む原子力発電所を支える重要な資源となった。

 マイリ・スウがあるキルギスや、ロシア、ウクライナなどの旧ソ連各地、東ドイツなど東欧で採掘されたウラン鉱石は、鉄路を通って各地の精錬施設に集められた。

 ウクライナ中部の工業都市カミャンスケにあるプリドニプロフスキ化学工場もその一つ。貨車からウラン鉱石を下ろせる巨大な屋内施設も残っている。周囲は放射能汚染が残る。

 こうした工場では、イエローケーキと呼ばれるウランの半製品に加工され、日本のプロパンガスのボンベのような形をしたふた付きの金属容器に入れられた。

 半製品は、主に今のロシア・ウラル地方にある「マヤーク核技術施設」に送られ、濃縮ウランに加工されたと関係者は考えている。

 核兵器向けは、ここで濃縮ウランからプルトニウムが一貫して作られたとされる。原爆の一部は、ロシアの隣国カザフスタンで1989年まで地下実験が続いたセミパラチンスク核実験場で使われた。

 ソ連が崩壊して30年近くたつ現在、採掘から精錬、濃縮などに至る核兵器向けの過程は、核保有国であるロシア単独で原則、完結できる体制になっている。

 一方、たとえばチェルノブイリ…

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