拡大する写真・図版参加者は、ミニサッカーなどを体験する前に聞こえないと困ることについて話し合った

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 年をとれば、だれもが聴力が衰える可能性がある。筆者も、右耳が普通の会話が聞き取りづらいレベルの難聴であることがわかり、聞こえの「壁」を自覚するようになった。どうすれば乗り越えられるのだろうか。壁を取り除こうと努力している人たちの現場を訪ねた。

聞こえなくてもボールはつながる

 耳栓をして、声を出さないことを条件にサッカーをしたら、どんな変化が選手に起きるのか。

 11月23日、聴覚障害者がプレーする「デフサッカー」を、耳が聞こえる「聴者」が疑似体験するイベントを取材した。主催したのは、東京都社会人リーグ4部に加盟するサッカークラブ「レプロ東京」。聴覚障害者、知的障害者、聴者の選手たちが互いに協力してリーグでの優勝を目指している。

 疑似体験には、レプロ東京に所属する聴者の選手やサッカー部の中学生が参加した。進行役は聴覚障害のある選手たちだ。

 まずは耳栓をする。ジェスチャーでの伝言ゲームや「鬼ごっこ」をしたりして、声を出さないで相手に自分の言いたいことを伝えることを学ぶ。その後、チームに分かれ、サッカーのミニゲームをした。

 ほとんど音が聞こえない状況に最初は戸惑う様子もあったが、選手らは次第に首を振って周囲の動きをよく見るようになり、さらにジェスチャーやアイコンタクトを通して互いに連係が取れるように変化していった。

 笑顔でサッカーをする様子に心…

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