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 全国の労働組合を束ねる中央組織の「連合」は2019年、結成30年という節目の年でした。連合を取材している私も30歳です。連合という組織の大切さは理解しているつもりですが、最近、同世代の友人と仕事の話をするときに「連合って何?」「うちの会社には労働組合ないから」などと言われ、なかなか関心をもってもらえない悩みがあります。若い世代に関心を持ってもらうのは連合にとっても課題のはず。神津里季生(りきお)会長に率直な質問をぶつけてみました。

そもそも何する組織?

――労働組合は知っていても連合を知らない人が多いです。率直にいって何をする組織でしょうか。

 労働組合には企業単位の「企業別組合」と、産業ごとに企業別組合がまとまる「産業別組織」があります。でも、それらだけでは解決できずにオールジャパンで取り組むべき問題があります。そこに取り組むのが連合の存在意義のひとつです。また、全国の労働者の8割以上は労働組合に入っていません。連合は労働相談をやっていて、労組に加入していない方を中心に年間1万5千件くらいの相談を受けています。あらゆる働き手の悩みを受け止めるのも大事な営みです。

労組って必要なの?

――「労働環境が悪いなら、自分で会社に働きかけて解決すればいいじゃないか」と言う友人もいました。

 もちろん意見を聞いてくれる立派な経営者もいるでしょう。ただ、組織は人から人へつなぐものです。立派な経営者がバトンタッチをしても次の人が立派かはわからない。労使関係は、時代を超えてつないでいくという側面があります。労使で決めた事柄は、労働協約という形で次の時代につながるわけです。ときにはいまは経営が苦しいから妥協してくれないかといった要請を受けながらも、労使での信頼関係は先の展望につながっていく。この機能は非常に大事です。

――以前、転職経験が豊富な友人に「どこにも労働組合はなかったけれど、とくに困ったことはなかった。労組って必要なの?」と言われ、説明に困りました。

 そういった方は相当恵まれてい…

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