[PR]

 2020年のえとは子(ね)。ネズミにまつわる京都府内のスポットや、初詣でにぎわう主な神社を紹介する。

 哲学の道に近い京都市左京区の大豊(おおとよ)神社。境内の末社には、こま犬ならぬ「こまネズミ」が一対、鎮座している。9月ごろから、年賀状用に写真を撮って帰る参拝者らが増え始めた。

 同神社によると、こまネズミは、大国主命(おおくにぬしのみこと)が野火に囲まれた際、ネズミが命を救ったという古事記の話にちなんでまつられた。向かって右側のネズミは学問を象徴する巻物を持ち、左側は源を表す水玉を抱える。学業成就や安産などの御利益があるという。

 神社では、こまネズミをかたどった土鈴やおみくじなど約10種類の縁起物がある。前回の2008年には、ピーク時で1、2時間待ちとなり、長蛇の列は境内の外まで続いたという。

 宮城県から訪れた子年生まれの看護師斉藤つか子さん(59)はこまネズミの頭をなで「表情がかわいい。来年は災害もなく、健康に過ごしたい」と話した。(高井里佳子)

アニマル園長選挙 来月15日から投票 京都市動物園

 子年にちなんだ5種類の動物から「アニマル園長」を選んで――。京都市動物園(京都市左京区)は来年1月15日~3月1日、「アニマル園長選挙」を行う。

 名前にネズミとついているが、モグラに近いというヨツユビハリネズミや、飛鼠(ひそ)という別名があるコウモリのインドオオコウモリのほか、ネズミの仲間のテンジクネズミ▽ニホンリス▽ムササビ――の5種類。正面エントランスには、出馬への意気込みやアピールを飼育員が書いた選挙ポスターを掲示する予定だ。

 来園者の投票で「園長」を決める。1位の動物の写真をポスターなどに載せ、園の顔として来年1年間、動物園の魅力を発信する。開票結果は3月15日に発表する。市動物園の山下直樹企画係長は「比較的地味な動物たちだが、これを機にぜひ注目してもらい、それぞれの魅力を知ってほしい」と呼びかけている。(紙谷あかり)