[PR]

 海外文学、詩、短歌や俳句……。福岡市・天神のブックカフェ「本のあるところajiro」は、市内の出版社「書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)」が2018年10月にオープンした。自社・他社を問わず、えりすぐりの本をそろえる。

 代表の田島安江さん(74)は棚の一角から、同社が近年力を入れて翻訳刊行している韓国文学を取り出した。短編集「春の宵」も、その1冊。「全編を通して、『かなしみ』が雨のように降り注ぎ、その行間から暁光のような『やさしさ』がにじみ出てくる。そんな小説」と、田島さん。情景や心理描写が詩の言葉のように響いてくるが、「それが、いまの韓国の人気作品の特徴」とみる。

 田島さんが手がけてきた韓国小説は、これでもかというほど救いがない。だが、「だからこそ読者を共感させる魔力を持っている」。読み手は、いつのまにか登場人物と一体となっていき、普段は見えない、外には出さない自分の心の奥底をふとのぞかされてしまう。自分の中のかなしみを突きつけられるという。

 同社が16年から刊行する「韓…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら

関連ニュース