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 タイ中部チョンブリー県のカオキアオ動物園は28日、10月に生まれたコビトカバの雄の赤ちゃんの名前を「ムートゥン(煮豚)」にすると発表した。珍妙な命名が話題を呼んでいる。

 コビトカバはパンダやオカピとともに世界三大珍獣の一つに数えられる。水中を好むカバとは異なり、主に森で暮らし、体重も10分の1ほどにとどまる。外見はブタに似ている。

 珍しさをアピールしたい動物園は赤ちゃんの写真をフェイスブックに投稿。1万件超の「いいね」を集めた。さらなる話題作りのため、動物園は先月、赤ちゃんを大衆料理にちなんで「ムートゥン」もしくは「カキ(豚足)」と名付けたいと表明。ネット投票を行った結果、名前は今月27日までの得票率が65%の「ムートゥン」に決まった。

タイの習わしで…

 悪霊の存在を信じる人が多いタイでは、人間の赤ん坊やペットに風変わりな名前をつけ、魔よけにする習わしが残る。

 名前が決まった28日、コビトカバ舎では多くの家族連れが「お昼ごはんだよ~」と声を上げながらバナナや野菜を差し出し、記念撮影をしていた。飼育員のアタポンさん(27)は「元気に母乳を飲んでいます。野菜を食べる練習も始めます」と目を細めた。飼育員6人が交代で面倒を見ているという。(チョンブリー=乗京真知)