拡大する写真・図版 ターバンを巻いたシク教徒で構成するインド陸軍のシク連隊。共和国記念日のパレードで行進した=2019年1月、ニューデリー、PTI通信

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〈私は○○人〉インド クマオン連隊

 灼熱(しゃくねつ)の大地のイメージがあるインドにあって、北東部メガラヤ州は最低気温が0度近くまで下がる標高約1500メートルの山あいの地。そんな場所で昨年12月中旬、インド陸軍の軍事演習が中国人民解放軍との合同で行われた。ヘリコプターや銃を使って、テロリストに襲われた民家から人質を奪還するという想定だ。

 「我々の『クマオン連隊』は、高地での戦闘能力が非常に高い」。インド陸軍のナタニ大佐はこう胸を張った。クマオンとは、かつてクマオン王国のあったインド北部ウッタラカンド州東部の高地の地名。クマオン連隊は主にこの地域出身者で編成され、「シン」という名字の兵士が多い。

 バサント准少尉(45)もこの地域出身。ジャム・カシミールなど比較的寒冷な高地ばかりで勤務してきた。「年中常夏で冬でも30度を超える南インドで育った人が寒冷地で戦うのは厳しい」と話す。

 インド陸軍歩兵部隊は、カーストや宗教、出身地域別に27以上の連隊に分けられている。他のカーストも混合するようになってきたが、ターバンを巻いたシク教徒によるシク連隊、戦士カーストのラージプトによるラージプト連隊、農民カーストらのジャート連隊などは、ほぼ同一カーストの兵士で構成されている。

 「軍隊は生死、寝食を共にする…

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