中国・武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている。これまでに200人以上が亡くなっているが、どれだけ危険なウイルスなのか、感染力はどうなのか、実はまだはっきりしていない。その「正体」を知るには、患者の体からウイルスを入手するのが不可欠。各国がウイルスの分離を急いでいる。
中国の31日の発表によると、中国の感染者は9692人で、感染による死者は213人に達した。単純に計算すると、このウイルスによる致死率は約2%だが、医療機関を受診していない軽症の患者がどのくらいいるか分かっていない。発表される患者数と死者数は毎日のように増え続けており、感染の広がりの全体像は依然として不明だ。
ウイルスの危険性を評価する上で重要なのが、患者の広がりに関係する「感染力」と発症の程度に関係する「病原性」だ。だが、それらについて、第三者の国や機関による評価も十分になされていないのが現状だ。
ウイルスの危険性を正確に知る…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。
残り:1083文字/全文:1497文字
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部