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 紙の原料となる木材チップを積んだ国内最大級のチップ輸送船、サザントレジャー(4万9702トン)が和歌山県新宮市佐野の新宮港に初入港し、31日に市側による歓迎セレモニーがあった。

 全長210メートルもあるこの船は、熊野川河口の三重県紀宝町に紀州工場を持つ製紙会社「北越コーポレーション」向けに「商船三井」が運航する。昨年10月に竣工(しゅんこう)したばかりで、12月に南米のチリでチップを積み、1月24日に新宮港に入った。荒天のため一時離岸したが、30日に再着岸。2月3日ごろまで積み下ろし作業が進められる。

 セレモニーには新宮市の田岡実千年市長や和歌山県職員、新宮港振興会役員らが参加し、フィリピン人の船長、機関長らに記念品を贈った。北越コーポレーション紀州工場の前田孝夫事務部長はあいさつの中で、船名を「南方の貴重な資源を運ぶ宝船」と紹介し、この大型船が接岸できる新宮港を「宝の箱」だと語った。(東孝司)