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 経済産業省が31日発表した2019年12月の鉱工業生産指数(15年=100、季節調整済み)の速報値は98・9で、前月を1・3%上回った。上昇は3カ月ぶり。消費増税後の19年10、11月に大きく下げた反動で上昇したが、指数自体はなお低水準だ。四半期の19年10~12月の指数は前期比4・0%低下の98・4で、下げ幅は比較可能な13年以降で最大だった。基調判断は「生産は弱含み」で据え置いた。

 全15業種中で上昇したのは6業種。フラットパネル・ディスプレー製造装置のアジア向けなどは増えたが、普通乗用車ではアジアや米国向けの輸出で生産を控える動きがあった。

 主要企業に聞いた先行き予測は、20年1、2月とも上昇を見込む。ただ、新型コロナウイルスによる肺炎の影響は十分に織り込まれておらず、「先行きを注視する必要がある」(経産省)という。