宮崎)大学側の異議申し立て認めず 雇い止めで地裁支部
大山稜
九州保健福祉大学(宮崎県延岡市)薬学部の雇い止めをめぐる問題で、宮崎地裁延岡支部は、元助教3人の雇い止めを無効とした仮処分決定に対する大学側の異議申し立てを認めない決定を出した。17日付。元助教らの代理人弁護士が31日、明らかにした。
問題をめぐっては、昨年2月に延岡支部が元助教ら4人の地位保全を認める仮処分決定を出した。しかし、大学側は4人の職場復帰に応じず、異議を申し立てていた。元助手1人については、仮処分の適用期間(1年)が過ぎたことで異議を申し立てる利益がなくなったため、昨年9月に支部が大学側の申し立てを却下していた。
大学側は当初から「助教の任期を10年とする規定はなく、任期は保証されない」として、当時3年目と7年目の更新時期にあった元助教らの雇い止めに問題はなかったと主張していた。
これに対して今回の決定は「…