甲子園優勝の元主将ら5人を逮捕 千葉で強盗致傷容疑
強盗目的で住宅に侵入し住人にけがをさせたなどとして、千葉県警佐倉署は、東京都町田市鶴川4丁目の無職、千丸(ちまる)剛容疑者(20)ら男5人を強盗致傷と窃盗の疑いで逮捕・送検し、31日発表した。関係者によると、千丸容疑者は花咲徳栄高(埼玉)の野球部が2017年夏の甲子園で優勝した時の主将。千丸容疑者ら4人は容疑を認めているという。
ほかに逮捕されたのは、神奈川県大和市渋谷2丁目の自称とび職吉添勇人(22)▽同市下和田の自称会社員山本光輝(21)▽同市福田の会社員保田崚(22)▽同県茅ケ崎市香川5丁目の会社員越川正翔(まさと)(22)の4容疑者。保田容疑者は容疑を一部否認しているという。
署によると、5人は共謀して昨年4月26日午後9時45分ごろ、千葉県八街市の電器店兼住宅に侵入、バールで住人の夫婦を殴るなどし、夫(60)に頭蓋骨(ずがいこつ)骨折の重傷、妻(58)の顔に切り傷などを負わせた疑いがある。妻が大声で助けを求めたため、何も取らずに立ち去ったという。
5人は同26~27日、八街市内で駐車中の車からナンバープレート2枚を盗んだ疑いも持たれており、署は自分たちの車に貼り付けていたとみている。
周囲の防犯カメラの映像などから5人の関与が浮上した。知人同士もいたが、互いに面識がない者もいたといい、県警は役割分担などを調べる。(今泉奏)
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