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 鉄鋼国内最大手の日本製鉄が、広島県呉市の呉製鉄所にある高炉を全面的にとめることを含めた合理化の検討に入った。基幹設備の高炉がとまるようだと、製鉄所そのものの先行きにも影を落とす。鉄鋼業界で何が起きているのか。

 呉製鉄所は旧日本海軍の呉海軍工廠(こうしょう)の跡地で1951年に稼働した。東京ドーム30個分にあたる143万平方メートル。所員は約1千人で関連企業を含めた従業員は約3千人にのぼる。

 鉄鉱石を溶かす高炉2基に加え、不純物を取り除く製鋼や、さまざまな形に加工する設備などがある。

 高炉2基はいずれも老朽化しており、うち1基は今年2月の休止が決定済み。日鉄の関係者によると、もう1基を数年以内に休止することも検討し始めた。

 高炉をとめた上で、ほかの製鉄所でつくった鉄を呉に運び、加工だけを続ける選択肢も考えられるが、効率を維持し続けるのは簡単ではなさそうだ。

 伏線はあった。

 日鉄は、呉製鉄所を営む子会社…

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