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 徳島県は1月31日、阿波市の高齢者施設でヒトメタニューモウイルス感染症が集団発生したと発表した。28日時点で80~100代の男女5人が亡くなり、このウイルスが原因だった可能性があるという。県は「外部に感染が広がる可能性はない」とみている。

 県健康づくり課などによると、1月6~28日に入所者78人のうち80~100代の男女36人がせきや熱などの症状を訴えた。このうちウイルス感染が原因と考えられる肺炎などで同16~22日に5人が亡くなった。8人が入院、23人が施設内で治療を受けているという。同施設は同22日に吉野川保健所に連絡。検査の結果、17人からウイルスが検出された。

 同課によると、ヒトメタニューモウイルス感染症は乳児や高齢者がかかりやすく、呼吸器に炎症を起こす。1年を通じて感染がみられるが、2~6月ごろに増える傾向があるという。結核や風疹など医師が保健所へ届け出る必要がある感染症には当たらない。(佐藤祐生)