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 第98回全国高校サッカー選手権大会の県代表・静岡学園は3日、東京都の駒沢陸上競技場で愛媛代表の今治東中教校と3回戦を戦い、2―0で勝利し、5年ぶりに8強入りした。5日の準々決勝で、徳島市立と対戦する。

 開始2分、静学はFW岩本悠輝が相手との競り合いで粘ってフリーキックを獲得。一度ははね返されたが、クリアを拾ったMF浅倉廉がキーパーのタイミングを外したシュートをゴール右隅に決め先制した。

 試合を通して、中盤の浅倉、井堀二昭がボールを保持し、突破力のある両サイドに展開してリズムを作った。浅倉は「今年のチームはサイドが武器だが、静学らしく、中央からも個人技で崩せる怖さを見せつけたかった」。

 先制後は、今治東のカウンター攻撃に押された。中央、サイドと素早くボールを振られ、決定機を作られたが、主将のDF阿部健人を中心にしのいだ。

 後半、静学は立ち上がりから攻勢をかける。MF松村優太が右サイドから左サイドまでグラウンドを横断するドリブルで相手の陣形を揺さぶり、パスを受けたMF小山尚紀(全員3年)が中央突破を仕掛け、3戦連続のゴールを決めた。川口修監督は「怖がらずに仕掛けていくのが小山の良さ。今大会での成長が感じられる」と絶賛した。

 静学は終盤の相手の猛攻もはね返し、3戦連続無失点で終えた。川口監督は「失点0は良い状態。攻撃面でも、決定機や相手を崩すバリエーションの強度を更に上げていきたい」と話した。(戸田和敬)