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 江戸時代から伝わる古式泳法「水任流」の初泳ぎが3日、高松市浜ノ町の大的場海岸であった。15~72歳の男女約20人が、真冬の海で伝統の泳ぎを披露した。

 水任流は、高松藩の初代藩主松平頼重が「讃岐は海辺の国なので、水練は武芸の一つ」と藩士に修練させたのが始まりとされる。1979年に高松市の無形文化財に指定された。初泳ぎは今年で41回目になる。

 水任流保存会のメンバーらは、白いふんどしや水着姿で水温10度の海へ。太鼓やホラ貝の音に合わせて、両腕をまっすぐ伸ばして立ち泳ぎする「棒抜手游(ぼうぬきておよぎ)」などを実演した。泳ぎながら書き初めをする「水書」も見せ、観客は盛んに拍手を送っていた。

 岡山市から参加した山内富親さん(69)は「水が冷たくて気合が入った。今年1年、元気よく過ごせるよう頑張ります」と話した。(尾崎希海)