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 がん患者ごとに遺伝子を調べ、一人一人に合った薬や最適な治療法を探る「がんゲノム診療」。高額な自由診療だったが、国は昨年6月に公的医療保険の適用対象とし、指定を受けた医療機関では従来の数分の1の費用で受診できるようになった。県内では唯一、三重大学医学部付属病院(津市)が指定され、昨年12月から保険診療が始まった。

 がんは遺伝子が傷つき、変異することで起きる。同じ臓器のがんでも、どの遺伝子が変異したのかは個人によって様々だ。

 ゲノム診療では、がん組織を「がん遺伝子パネル検査」で調べる。一度の検査で100以上の遺伝子の変異を解析し、がんの原因となる遺伝子を特定。担当分野を横断する複数の専門医や技師のチーム「エキスパートパネル」が分析し、その遺伝子にあった薬の投与など最適な治療法を提案するオーダーメイド型医療と呼ばれる。

 三重大病院は2017年、東海地方で初めてパネル検査を採用。以後、二十数件の診断実績があることや、全国でも数少ない小児がんの拠点病院である実績から、昨年9月にがんゲノム診療の拠点病院に指定され、保険診療が可能になった。40万円以上かかった自己負担は、高額医療補助制度で10万円前後に抑えられる見込み。外来も受け入れ、週3~4人程度の診療を目指している。

 ただ、ゲノム診療が万全という…

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