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 米軍の空爆でイランの革命防衛隊のソレイマニ司令官らが殺害されたとの報道を受けて、原油市場では中東の緊張が高まるとの懸念が強まり、取引価格は急上昇した。国際指標の北海ブレント原油先物は3日、一時1バレル69ドル台となり、前日比で4%余り値上がりした。3日のニューヨーク商業取引所でも、米国産WTI原油の先物価格が一時、前日比で4%超伸び、1バレル64ドル台をつけた。

 2019年の原油市況は低迷し、石油輸出国機構(OPEC)加盟国やロシアが協調減産を続けている状態。今のところ需給がすぐに崩れる心配は少ない。ただ、中東は産油国が集中し、地政学的なリスクが原油価格に響きやすい。イランによる米国への報復などを警戒し、市場ではしばらく不安定な値動きが続く可能性がある。(ロンドン=和気真也)