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 余命3カ月と宣告されたがん患者が、死線をさまよった末に「走ること」に出合った。がんはまだ肺に複数残っている。札幌市西区の調理師和田雄二さん(53)がその人だ。

 そばが好きな和田さんは大手メーカーを辞め、2008年に岩内町でそば店を始めた。和田さんの打つそばの評価は高く、店は「ミシュランガイド北海道2012特別版」に紹介された。そのころ、過去に修業した店から「後継者にならないか」と打診された。

 その店はニセコ地区にあり、国内外からの客でいつもにぎわっていた。譲渡費用は億単位。和田さんは融資を取り付け、12年夏に倶知安町に移り住んだ。病魔が出現したのは、この大勝負に出てから半年ほどのことだった。

 13年1月、体調が優れず町内の病院を受診した。風邪とされたが、数日後には腰痛や息切れも始まった。再受診しての検査結果は「がん」。紹介先の札幌市内の病院で告げられた言葉は、絶望的なものだった。

 「余命3カ月です。ホスピスに入りますか? 自宅で余命を全うしますか?」

 いったん自宅に戻ったが激痛に…

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