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 あの熱よ、再び。ラグビーの国内最高峰、トップリーグ(TL)=朝日新聞社後援=が12日に開幕する。昨年のワールドカップ(W杯)日本大会で活躍した日本代表の主力はもちろん、次代の日本を担う期待の若手が臨む場でもある。W杯を制した南アフリカ、オールブラックスの愛称で知られるニュージーランド(NZ)などから「超一流」も集う。(能田英二、菅沼遼)

パナの福井「一番きつい選択こそ」

 2015年度以来の王座返り咲きを狙うパナソニックに、TLでは異色の高卒選手がいる。加入2季目の20歳、フランカー福井翔大(しょうた)だ。東福岡高2年生の時に高校日本一に輝き、高校日本代表入りを果たした逸材。数々の強豪大学からの誘いを断り、プロ選手としての成長を求め、大学を経ずにTLに飛び込んだ。年代別代表の主力で、飛躍が期待される注目株だ。

 昨年末、NECとの練習試合。屈指の選手層を誇るチームで途中出場した。防御を巧みに抜いて仲間のトライを導き、自らも2トライを決めた。なのに「イマイチの出来。防御で顔を出せなかった(タックルの機会が少なかった)し、運動量もまだまだ足りない」と自己採点は辛い。

 高校3年時の全国大会は準決勝で敗れた。その最後の大会を迎える前にパナソニック入りを表明した。決断のきっかけは2年生で臨んだ高校代表のアイルランド遠征。海外の選手は10代から高いレベルでもまれる現実を知り、世界との差を痛感した。「選手生活はそう長くない。ラグビーだけに集中したい」

 進学を勧めた親も押し切った。「TL挑戦は、一番きついと思える選択肢だった。険しい分、成長するには近道だと思った」。そう考えられたのは高校進学時の体験が大きい。「ガリガリ(細身)だった」という中学生時代は「全国区」と言えるような選手ではなかった。それでも福岡県選抜に選ばれたことで自信をつかみ、「全国区」の強豪、東福岡高へ。かつては「通用しないだろうと、びびっていた」という環境で急成長を遂げた。

 プロ1季目だった18年度は苦難の連続だったと振り返る。初練習で、外国選手と軽く接触しただけで「息が詰まる」ほどの圧力を受けた。年齢の離れた先輩たちの会話に入っていけずストレスを感じ、半年ほど胃腸炎に悩まされた。ルーキーイヤーのリーグ戦は、途中出場2試合の計25分間で終わった。

 それが今ではチームに慣れて「…

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