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 かんぽ生命の不正販売で揺れる日本郵政の新社長に6日、元総務相の増田寛也氏(68)が就任した。増田氏は同日午前、東京・大手町の日本郵政本社でグループ役員を前に年頭のあいさつに立ち、「今回の問題は郵政グループにとって創立以来最大の危機だと受け止めている」と述べた。

 出席したグループの役員約200人に対し、「(不正の)全容を解明し、お客様の不利益を解消する。再発防止策を講じ、一歩一歩信頼を回復しないといけない」と強調。「危機感を共有し、事態を解決していこう」と呼びかけた。「社内の常識が世間の非常識になっていないか、よく検証して前に進んでいく姿勢が大事だ」とも述べ、悪いニュースにこそ耳をよく傾け、問題の解決を図るよう求めた。就任の記者会見は9日に開く予定だ。

 旧建設省出身の増田氏は43歳で岩手県知事に転じ、郵政民営化委員会委員長なども歴任した。日本郵便とかんぽの社長には旧郵政省出身者が就く。不正の実態解明や再発防止に取り組みつつ、役所体質や経営層への不信が根強い組織風土を変えられるかが課題になる。

 郵政グループは日本郵政の長門…

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