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 安倍晋三首相による長期政権は安定をもたらしたと言われる一方で、異論や変化を拒む空気も広がっている。「最長首相」の任期が迫る中、日本の政治は前に進めるのか。言語学者の東照二さん(63)に聞いた。

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 政治家の話し方は、リポーターが情報を伝えるような、話し手中心の「リポート・トーク」と、聴衆との心理的なつながりを求める聞き手中心の「ラポート・トーク」に大別される。

 日本の政治家は、安倍晋三首相を含めてほとんどがリポート型だ。話し手が必要だと思う「情報」を話している。演説がうまいとされる自民党の石破茂元幹事長も、話がまじめすぎて面白くないと言われる岸田文雄政調会長も、いずれもリポート型だ。

 典型例は昨年11月、安倍首相が桜を見る会をめぐって記者から国会で説明するのか問われたときのこと。 「国会がお決めになることですが、政府としては、国会から求められれば出て行って、説明するのが当然のことでございます」

 国民が聞きたいのは、どんな経緯で参加者が選ばれたのかなど具体的な話だ。国会に出ていくかどうかさえ分かりやすく示していない。極めて事務的で最小限の説明にとどまっている。

 戦後、日本の政治家で唯一のラ…

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