オケと合唱、日中ハーモニー 北京の国家大劇院で演奏会

北京=西村大輔
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 今年に東京夏季五輪、2022年に北京冬季五輪が開かれるのにちなみ、日本の合唱団「東京オペラシンガーズ」と北京交響楽団による演奏会が北京の国家大劇院で開かれた。ベートーベンの交響曲第9番(第九)や中国語の合唱曲を披露し、日中の音楽家たちの息の合った演奏が聴衆を沸かせた。

 演奏会は中国の文化旅行省や北京オリンピック委員会などが主催し、日本のNPO法人「音楽は平和を運ぶ」が協力して、6日夜に行われた。

 東京オペラシンガーズは1992年に指揮者小沢征爾氏の呼びかけで発足した、若手声楽家らで構成する合唱団。昨年3月に上海で開いた上海交響楽団との演奏会で好評を博し、今回の演奏会に結びついた。

 北京交響楽団は中国で有数の実績を誇る楽団で、国際的に活躍してきた指揮者の井上道義氏がタクトを振った。

 演奏会は北京交響楽団による「オリンピック・ファンファーレとテーマ」(ウィリアムズ作曲)でスタート。続く「第九」では、80人の東京オペラシンガーズが一糸乱れぬハーモニーと圧倒的な声量で観客を魅了した。アンコールで中国の歌曲「草原情歌」を日本語と中国語で歌うと、中国人の観客から大きな拍手がわき起こった。(北京=西村大輔)