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 飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員でつくる労働組合「ウーバーイーツユニオン」は7日、業務中の事故の全国調査を始めると発表した。代行サービスは全国の都市部で展開されているが、ウーバーとの雇用契約がない配達員は労災保険の適用外だ。ウーバー側は代替策として昨年10月から見舞金制度を設けたが、事故の情報は開示しないため、ユニオンで独自に調べ、補償の範囲が十分かなどを検証する。3月末までに事故の状況、治療費の自己負担額、ウーバー側の対応などの情報をユニオンのホームページに寄せてもらい、5月に結果を公表するという。

 ユニオンで調査を担当する配達員の土屋俊明さん(43)は記者会見で「配達員が安全に仕事をするため、避けがたい事故にあわれた方の声を聞いていきたい」と話した。

 労災に関する調査研究活動を行うNPO法人・東京労働安全衛生センターが協力する。同センターの天野理氏も会見に同席し、「事故のデータを分析し、見舞金制度が不十分でないか調べていきたい」と話した。(吉田貴司)