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 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した問題で、東京地裁が前会長の保釈保証金15億円を没収する決定を出していたことがわかった。決定は12月31日付。全額国庫に入る。没収額は、「イトマン事件」で起訴され、保釈中に韓国で所在不明になった許永中元受刑者の6億円を超えて、過去最高額とみられる。

 ゴーン前会長は昨年3月の保釈で10億円、再逮捕された後の4月の再保釈で5億円の保釈金を地裁に納めていた。保釈条件として海外への渡航を禁じられていたが、前会長が保釈条件を守らずにレバノンに逃亡したことが12月31日に判明。地裁は同日、保釈を取り消すとともに保釈金の没収を決定していた。

 一方、前会長が保釈中に使っていたパソコンについて弁護団が東京地検の任意提出の要請を拒んだことが関係者への取材で分かった。地検はすでに旅券3通を差し押さえており、同様に差し押さえる見通し。