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 2020年東京五輪・パラリンピック開閉会式の演出担当メンバーで、広告会社電通のクリエーティブ・ディレクターの菅野薫氏(42)が7日、演出担当を辞任した。同社の関連会社員へのパワハラ行為で、昨年末に懲戒処分を受けていた。

 開閉会式の演出は狂言師の野村萬斎氏や菅野氏ら8人が案を出し、組織委と委託契約を結ぶ電通が具体化に向けた実務を担う。予算の上限は130億円。組織委や電通によると、菅野氏はこの業務のなかで、同社の関連会社員にパワハラ行為をした。昨年12月上旬に電通から懲戒処分を受け、開閉会式の演出に関わる活動を自粛していた。

 菅野氏は「GINZA SIX」のオープニングCMや、安倍晋三首相がスーパーマリオ役としてサプライズ起用された16年リオデジャネイロ五輪閉会式での引き継ぎ式の演出などを担当した。

 組織委は「ディーセント・ワーク(人間らしい仕事)の実現」を掲げ、18年に国際労働機関とも覚書を締結している。電通の広報担当者は「関係者の方々にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫(わ)び申し上げます。当社は引き続き労働環境改革に注力してまいります」とコメントしている。