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 やまゆり園での事件の犠牲になった女性(当時19)の母親が公判を前に手記を公表し、女性の名が美帆さんだと明かした。手記では匿名での審理について、「納得いきませんでした。ちゃんと美帆という名前があるのに」とつづられている。

 横浜地裁は今回の公判で、1人を除いて被害者を匿名で審理することを決めている。美帆さんは「甲A」と呼ばれることになっている。母親は、「美帆」と呼ばれることを希望したが、フルネームか匿名しか認められなかったという。

 手記では自閉症だった美帆さんについて、言葉はなかったが、人と仲良くするのが上手で、「一生懸命生きていました」。音楽が好きで、「いきものがかり」の曲を聴いては踊っていたという。

 成長の様子がわかる4枚の写真も提供された。中学1年生の時の写真に遺族は、「言いたいことを態度で示し、カードを使い伝えてきました」と書き添えた。この写真は遺影に使われ、葬儀には200人ほどが参列したという。

 法廷での植松聖被告の不規則行動については閉廷後、「とても裁判に臨む態度ではないと思いました。残念です。この先の裁判がどうなるのか、心配です」と談話を寄せた。

■手記全文は以下…

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