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 北海道ニセコ町で2018年2月、吹雪で視界がきかなくなる「ホワイトアウト」の中を歩いていた女子大学生(当時21)が、車にはねられ死亡した。事故は避けられなかったとして裁判で無罪を主張する運転手の男(48)への判決が10日、札幌地裁で言い渡される。現場を歩くと、冬の観光地特有の問題も見えてきた。

 起訴状などによると、男は18年2月21日午前0時50分ごろ、ニセコ町曽我の道道で、観光客の女子大学生と友人を乗用車で後ろからはねて死傷させたとして自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われている。現場は制限速度50キロの片側1車線の直線道路。事故当時は吹雪で視界が悪く、車は時速30~40キロで走っていたという。

 争点は、ホワイトアウト時の運転に過失があったかどうかだ。道路交通法70条では、道路や交通の状況に応じて他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転することを定めている。検察側は、視界が悪く道路脇に雪山があって道が狭くなっていたことから、男が車を一時停止か最徐行させる義務があったと主張。禁錮1年10カ月を求刑した。

 これに対し、弁護側は、周辺の車が男の車と同じようなスピードで走っていたため、ホワイトアウト時に一時停止すると後続車に追突されるおそれがあったと反論する。さらに、歩行者が車道に寄り過ぎていたと主張し、事故は回避できなかったと訴えている。

 8日、事故が起きた同じ時間帯の午前1時前後に、記者が現場を歩いた。

■歩道整備追い…

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