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 山あいの島根県飯南町で、親子2代で約70年にわたって地域の医療を支えてきた個人医院が、昨年末に閉院した。高齢化が進む地域の住民たちが不便になるのを避けようと、老医師が体調を崩しながらも奮闘してきたが、「限界」がきた。

 昨年12月27日午前9時、和田医院の院長、和田勝祥(まさよし)さん(78)が、自宅1階に開いている医院の入り口の引き戸を開けると、6畳の待合室は、10人ほどの患者たちですぐにあふれた。「ほんとにお世話になりました」「またお茶のみに来るで」。多くのなじみの患者たちが和田さんに代わる代わるあいさつをしていった。

 隣の診察室で、和田さんの最後の診療が始まった。

 スチール製の机にカルテを広げ…

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