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 中国中部の湖北省武漢市でウイルス性肺炎の患者が増えている問題で、病原体を調査している専門家グループが新型コロナウイルスを検出したことを明らかにした。9日、中国中央テレビのニュースサイトが伝えた。どの程度の症状を引き起こすかなど病原性の判定にはさらに数週間を要するといい、研究を進めるとしている。

 過去に中国や韓国で感染が拡大した重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)もコロナウイルスの一種だが、今回は異なる種類のウイルスという。武漢市当局はこれまでに59人の患者を確認。死者はなく、ヒトからヒトへの感染も報告されていないと説明している。

 感染の広がりを受けて、香港や台湾では武漢からの航空便や高速鉄道の乗客に対する検疫を強化。日本政府も武漢訪問者に注意を呼びかけている。(北京=冨名腰隆)