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 イランがイラクの米軍駐留基地にミサイル攻撃をしたことをめぐり、トランプ米大統領は8日、軍事的な報復ではなく経済制裁で対応する方針を表明した。イランの攻撃が限定的で、人的被害も出なかったことで、報復の連鎖が全面衝突につながるという最悪の事態は、いったん回避された。

 ホワイトハウスで声明を発表したトランプ氏は、「米国人の死傷者はおらず、基地は最小限の被害で済んだ。米兵の驚くべき技術と勇気に敬意を表する」と胸を張った。

 しかし、イラン側が意図的に、米側に被害が出ることを避けた節もある。イラクには事前に攻撃を通知しており、米側にも伝わっていた。米メディアによると、米情報機関は偵察衛星やイラク側からの情報をもとに、標的となった基地を事前に特定し、駐留する米兵らを防空壕(ごう)などに避難させる指示が出されていた。

 米東部時間の7日夜に起きた攻撃を受け、政権幹部はホワイトハウス地下のシチュエーションルーム(危機管理室)に集まった。トランプ氏と電話で話した上院議員はCNNに対し、米側に死者が出ていれば、イランの関連施設を攻撃する準備を進めていたと語った。

 ただ、イランが放ったミサイル…

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