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 自然科学の研究者を志す青少年に琵琶湖を生きた教材として最先端の知見に触れてもらおうと、NPO法人「びわ湖トラスト」は「ジュニアドクター育成塾」第3期の受講生を募集している。近畿に住む小4~中2に向け、生態学などのプロの研究者らが学問の基礎を伝授する。

 琵琶湖の自然保護と生態系や水循環の研究に携わる同トラストが「日本最大・最古の湖 びわ湖から学ぶガイアの世界」と題し、講義や実習を主催する。4月に開講。研究活動に必要な素養を身につけるため、生態系の基礎知識、水質の分析、魚の遺伝子、湖の古地理などについて計23回、大津市内の会場で講義する。加えて2~3回程度、湖水環境の現地調査や企業や大学などの研究所の見学も予定している。

 この企画は文部科学省が2017年に始めた次世代人材育成事業「ジュニアドクター育成塾」の指定を受け、これまでに計57人が受講した。同トラスト事務局長を務める熊谷道夫・立命館大学客員教授は「例年起きていた水面と底部の水が入れ替わる『全循環』が、観測史上で昨冬、初めて途絶えた。地球温暖化の影響が琵琶湖にも及ぼうとしている今こそ、若い世代に地球科学の基礎を学んで欲しい」と話す。

 募集締め切りは第1次が2月10日、第2次が3月9日。全学年共通のパズル形式の適性テストがある。定員40人程度。受講は無料で交通費は自己負担。希望者は「最近の災害について思うこと」をテーマに1200字程度の作文を書き、ウェブサイト(http://www.biwako-trust.com別ウインドウで開きます)から申し込む。問い合わせは同トラスト(077・522・7255)。(永井靖二)

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