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 中央アルプス・千畳敷(長野県駒ケ根市)に観光客らを運ぶ「駒ケ岳ロープウェイ」の支柱に変形が見つかり、運行する中央アルプス観光は4日から営業を休止している。「継続的な安全運行には修繕工事が必要」との判断だが、作業には積雪や地形を考慮する必要があり、工事開始の見通しは立っていない。

 同社によると、しらび平駅(標高1662メートル)と千畳敷駅(同2612メートル)の間にある支柱6基のうち、下から3番目の支柱で4本ある脚の一つが変形していた。社員による日常点検で不具合が見つかり、製造業者の点検で確認した。原因は不明だが、雪による圧力ではないかという。

 千畳敷駅と併設するホテル千畳敷も営業を休止。宿泊客は3日、徐行運転で下山させた。

 修繕工事に要する期間は「雪がなければ最短で2カ月」(業者)。中央アルプス観光は「しっかり安全を確保した上で早期の再開をめざしたい」としている。年間の利用者約20万人のうち7~10月で8割以上を占めるため、「繁忙期には間に合わせたい」という。(松下和彦)