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 JR金沢駅東側にある「もてなしドーム地下広場」が、年明けからSNS上で注目を集めている。

 3日、「金沢駅の地下、最高すぎる」という言葉とともに、複数の写真がツイッターに投稿された。地下広場にある石柱を写したものだが、「ベレムナイト ジュラ紀~白亜紀」「厚歯二枚貝 中生代・白亜紀」といった掲示があった。さらに、その掲示を貼り付けたテープをうまく使って表現した矢印の先に、化石のようなものが。

 通勤通学の人々や観光客がせわしなく行き交う、現代を象徴する場所のすぐそばに、恐竜の時代の化石が突如出現――。そんなギャップにも驚きがあったのか、一気に拡散した。13日までに約2万1千件のリツイート(転載)と6万5千件の「いいね」が集中。「すごい!遠いけど行ってみようかな」などのコメントも寄せられている。

 なぜ化石があるのか。広場でのイベントを管理している金沢駅前イベント広場運営センターに尋ねたところ、柱は2005年の地下広場オープン時、中国から輸入した石材で造ったという。その後、「学校の先生が、柱を見て『これは化石だ』といったらしい」(担当者)。掲示がいつからあるか分からないが、10年ほど前、地元紙で化石が見られるスポットとして紹介され、注目されたこともあったという。

 その後、脚光を浴びることはなかったようだ。通学で広場を毎日歩いているという金沢市の女子高校生(18)は「柱に何か貼られているのは見ていたけれど、書かれた文字や化石については気にしたことがなかった」と話した。

 何億年か何千万年かの時を経て、ツイッターに掘り起こされることになるとは、ベレムナイトも驚いているだろう。(浅沼愛)