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 静岡県御前崎市の産業廃棄物処理施設の建設問題で、柳沢重夫市長は10日、12月の住民投票結果を踏まえ、事業者である大栄環境の金子文雄社長に計画断念を要請した。金子社長は「一時立ち止まり、住民の理解を得る努力をする」と述べ、建設手続きの一時中断を表明した。

 要請は同市役所で行われ、柳沢市長が「住民投票で90・2%の市民が反対だった。計画断念を強く申し入れる」という要請書を手渡した。産廃施設を建設する場合は行政指導で市土地利用対策委員会の同意が必要で、同社は事前協議書をすでに提出しているが、市側は書類を返し、不同意の方針を伝えた。

 両者は非公開で約25分協議した。金子社長は報道陣の取材に「重く受け止めている」と述べ、今月中にも予定していた県への環境影響評価準備書の提出など一連の建設手続きを中断する意向を表明。来年4月の着工、2023年4月の稼働予定も先送りする方針を明らかにした。

 一方で住民の理解を得るため現…

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