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 モンゴルのオフナー・フレルスフ首相が1994年に青森県五戸町(旧倉石村)でホームステイをした縁で、フレルスフ氏からのメッセージを携えた同国のダンバダルジャー・バッチジャルガル駐日特命大使が10日、県庁を訪ねた。ホストファミリーだった一家を探していたフレルスフ首相が、日本の外務省に「人を探している」と依頼。当時の資料から、滞在先が高村実俊さん(62)宅だったことが判明した。

 県などによると、当時外務省職員だったフレルスフ首相は94年8~9月、国際協力機構(JICA)の事業「21世紀のための友情計画」で来県し、高村さん宅にホームステイした。高村さんや当時8歳だった高村さんの次女、智美さん(33)らに「将来モンゴルに招待するから」と約束していたという。

 高村さん一家が県庁で迎え、「温かく接してくれた高村さんたちの姿が、私の日本人に対するイメージの基盤となっている」とのフレルスフ首相からのメッセージが紹介された。7月に高村さん一家をモンゴルに招待する方向で調整するという。

 四半世紀を経て紡がれた縁に、高村さんは「一緒にいて楽しい人。首相になったと聞いたときは驚いた」。「会ったら何をしたいか」との問いに「ハグでもしたいですね」と懐かしんだ。(河野光汰)