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 自動運転による路線バスの実証実験が、前橋市内で11日から始まる。ルートは上毛電鉄中央前橋駅前―JR前橋駅前―大型商業施設「けやきウォーク前橋」間の2・3キロ。昨年3月までの実証実験よりも今回は距離を延ばすなどした。10日に出発式と試乗会があった。

 自動運転バスはセンサーやカメラを装備し、ハンドル操作や加速、減速を自動で行う。車内ではロボットが走行状況を知らせる。限定地域で無人自動運転ができるレベル4にも対応可能だが、実証実験では運転手がハンドルをすぐに握れる状態で運転席に座るレベル2で運行された。試乗では手動と自動を切り替え、慎重にルートを進んだ。

 2018年12月~19年3月にも中央前橋駅前―前橋駅前間の約1キロで運行された。市交通政策課によると、利用者からは好評だったという。今回も運行システムは同じだが、複雑な運行を求められるけやきウォーク内の走行や、日程終盤で自動運転バス2台による同時運行、サポートが必要な乗客かどうかなどについてのマイナンバーカードでの確認などを実験に加えた。

 運行は前橋市、群馬大、日本中央バス(前橋市)が実施。群大次世代モビリティ社会実装研究センターの小木津武樹・副センター長は「新しいチャレンジを実感した。開発に生かしたい」。自動運転バスは3月1日までの土日祝日に運行(2月11日を除く)。片道100~150円。(張春穎)