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 10日に千葉・幕張メッセで開幕した改造車の祭典「東京オートサロン」で、トヨタ自動車の豊田章男社長が、息子の大輔氏と並んでトークショーに登壇する一幕があった。大輔氏はトヨタ系の自動運転ソフトウェア開発会社の幹部で、親子が公の場にそろって出るのは珍しく、来場者の注目を集めた。

 豊田社長は「モリゾウ」のドライバー名でレースに出場することで知られ、大輔氏も同じレーシングチームに参加する。

 豊田社長は「レースに出たときに父の(章一郎)名誉会長が反対をしまくっていた、その親の気持ちになった」と明かした。

 豊田社長はトヨタが発売する車のできばえを最終的に確認する「マスタードライバー」。次世代のマスタードライバーの育成をめぐり、「私が批判されながらも車に乗り続けてきた姿を見てきた大輔は、マスタードライバー候補のひとりではある」と語った。

 大輔氏は、自動運転ソフトウェア開発会社「トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント」(東京)のシニア・バイス・プレジデントを務める。レースに出る理由を問われ、「安心感がある運転をできる人が開発に携わらないといい自動運転はできない。極限状況で安全に車を走らせる技能を、自動運転に入れ込みたい」と述べた。(竹山栄太郎)