[PR]

 「静岡おでん」に比べて知名度の低い「焼津おでん」を売りだそうと、静岡県焼津市が11日から初のフェア「焼津のおでん味くらべ」を市内12店舗で開く。原材料のスケトウダラの不漁などで苦境に立つ練り製品メーカーを励ますねらいもある。2月11日まで。

 焼津市は漁港の後背地に練り製品業者が集積。特にかまぼこ成型機の口金と自動蒸し器の開発により、1970年代半ばには「なると巻」の生産が全国の9割以上を占めるまでになった。黒はんぺんや角揚げなど「静岡おでん」の具も焼津産のものが多いが、「焼津おでん」としてアピールしてこなかった。

 おでん種の生産者有志でつくる研究会が8年前に定義した「焼津おでん」は、①焼津の練り製品を使う②みそだれをからめる③仕上げにカツオ節をかける④カツオ節もしくは、さば節のだし汁――の4要件を満たすもの。創業118年の老舗、カネオト石橋商店の石橋利文社長(57)は「カツオのヘソ(心臓)を入れたりもする。だしも具材も全部焼津産。魚の町ならではの味だね」。

 焼津市内の練り製品の製造会社…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら