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 水俣病の公式確認から63年余りを経て、いまだ救われない被害を訴えた訴訟が10日、福岡高裁で結審した。法廷では水俣病被害者互助会の原告一人ひとりが、意見陳述で思いの丈を裁判官に伝えた。

 「水俣病は治らない病です。一生向かいあって生きなければならない」。西純代さん(66)=熊本県津奈木町=は、親に連れられて魚を取った幼い頃の日々から説き起こし、病の苦しみを語った。海の恵みと共にあった暮らしぶりを否定し、被害を否定する被告側の主張について「知らない人が勝手に頭の中で想像している」と訴えた。

 津奈木町出身で幼い頃から難聴で苦しむ女性(63)=芦北町=も「幼いときからビナやカキとりをしていました。当時は誰もが魚介類中心の食生活でした」。患者が多く出た芦北町の漁村出身の女性(59)=鹿児島県出水市=は「当たり前のように取って食べ続けていたものが毒されていたとは誰も知らなかった」と語った。

 近所や身内に認定された患者が…

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