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 統合型リゾート(IR)の事業者を規制・監督する「カジノ管理委員会」の委員長に就いた北村道夫氏(元福岡高検検事長)が10日の初会合後、東京都内で記者会見を開いた。

 冒頭で「これまでわが国になかった全く新しい業務を担うことは私にとっても大きな挑戦だ」とあいさつ。自身のギャンブル経験を問われ、「最近はやらないが、若い頃はパチンコをやった。検事時代に競馬場に2回、競輪場に1回ぐらい見学がてら購入した」ことを披露した。

 「新しい制度ができるということで、お役にたてることがあればやろう」と考え、委員長を引き受けたという。検事時代に様々な犯罪をみた経験を生かすとしつつも、「私自身の知識経験は限られている。委員会のメンバーの知見、専門性を最大限に生かす」とした。必要に応じて、外部の有識者らから情報収集する考えも示した。

 カジノ解禁をめぐっては、ギャンブル依存症の増加を懸念する声が出ている。こうした指摘について、北村氏は「私としてはお答えしがたい」「増えるかどうか、答えられる人もいるだろうし、分からないと言う人もいるのではないか」と述べるにとどめた。

 「カジノは日本にあった方がいいのか」と問われると、「答えを差し控えたい」と回答した。記者からカジノを是認した上で委員長を引き受けたかと重ねて問われると、「カジノを前提にした委員会という存在だ」とした上で、「是認というか、賛同した上で(委員長に)もちろんなった」と述べた。(相原亮)

 カジノ管理委員会人事(10日付)事務局長(内閣審議官)徳永崇▽事務局次長(財務省大臣官房付)並木稔

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 徳永 崇氏(とくなが・たかし)東大卒、86年警察庁に入り、青森県警本部長、警察庁官房審議官などを経て19年4月から内閣審議官兼カジノ管理委員会設立準備室審議官。55歳。