拡大する写真・図版インタビューに答える日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告=2020年1月10日、レバノン・ベイルート、竹花徹朗撮影

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 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が10日、逃亡先のレバノンで朝日新聞の単独取材に応じた。8日に世界のメディア約60社を選んで会見した際には、捜査手法や日本の司法制度を批判し、事件についてもこれまで同様、自らの無実を訴えた。解明されていない疑問点をぶつけたインタビューの後半の主なやりとりは以下の通り。

――検察は、8日の会見を受けて出した声明で、「(ゴーン前会長は)自身の犯した事象を度外視して、一方的に我が国の刑事司法制度を非難した」「到底受け入れられない」などと批判しているが、どう考えるか

 「率直に言って、私は検察のコメントを気にしていない。信頼を失っているからだ。14カ月間、検察は唯一の発言者だった。私はその間、話すことができなかった。私が逮捕されて以来、検事はいつも発信者だった。私はいま初めて、話すことができる。彼らは、私のことを『一方的だ』と言う。ただ、検察は14カ月間、検察だけが発言したのに、(会見で)2時間しか話していない私を『一方的だ』と言うのか。冗談じゃない! 検事は、(日本の有罪率が)約99.4%であることを語る時も、『私たちはとても誇りに思う。これは、きちんと仕事をしていることを意味している』と言うんだ。仕事をうまくやっているだって? 99.4%を勝ちとっていると? 被告や弁護人は小さな虫のようなものだ。勝つのはわずか0.6%なのだから。検察が99.4%も勝つのは、司法制度が大きな利点を彼らに授け、被告には利点がないからだ」

――検察は、有罪になる見込みが高い事件だけを起訴しているのだと説明している

 「そうだ。その通りだ! つまり、最初から(起訴されれば)有罪だということだ。検事は、『私は話をまとめるのがうまい。あなたが有罪であることを立証するために何でもする。99.4%(の有罪率)を誇りに思う』という考えだ。それが問題なのだ。検事は真実を見つけるのが本来の仕事のはずだ。そして、検事は、その人が無罪であることを発見したときにたたえられるべきだ。日本ではそうなってはいない。検事は容疑者を前にして、『今、私は何としてでも、私が正しいことを証明しなければならない』と言う」

――検察があなたを130日間勾留したことについて、あなたは強く批判している

 「その通りだ」

――検察は、あなたが逃亡する危険性があるから勾留は必要だったと主張している。そして、あなたは実際に逃亡した。やはり長期間勾留する理由があったではないかと検察は言っている

 「そうなったのは、彼らがこの…

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