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(12日、ラグビー・トップリーグ パナソニック34―11クボタ)

 W杯での活躍を思い起こさせるようだった。パナソニックのWTB福岡が開幕戦で躍動。2トライを挙げた。

 快足を見せつけたのが、約50メートルを独走した二つ目のトライ。前半21分、パスを受けると「(左の大外に)1~2メートル、スペースがあった」。左タッチライン際の狭いスペースでスピードに乗って防御2人をかわし、3人目の相手FBも「瞬間的にずらして抜けた」。インゴールに飛び込んだ。「開幕戦で自分らしい走りを見せられた」

 志願の開幕戦出場だった。W杯後は東京五輪出場をめざし、7人制に軸足を移すつもりだった。しかしW杯を終えて「これだけ盛り上がったので(15人制で)パナソニックに貢献したい」との思いが膨らんだ。次戦までトップリーグで戦ってから7人制に挑む。五輪後の来季もパナソニックで戦いたいと望む。

 チームには福岡をはじめ日本代表が6人。ニュージーランド、南アフリカ、豪州の代表選手も名を連ねる。まさに国際クラスのメンバーは堅い防御でクボタを1トライに封じ、盤石のスタートを切った。6位と低迷した昨季を経て、今季から主将を担う日本代表フッカーの坂手は「『頂点奪還』がいいモチベーションになっている」。W杯で得た経験も力に、4季ぶりの優勝だけを見すえている。(能田英二)

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 堀江(パナソニック) 後半、技ありのパスでトライを演出。「日本代表ではない選手は大観衆に緊張していた。こういうプレッシャーの中でプレーをするのはプラスになる」

 稲垣(パナソニック) 「ラグビーの認知度は間違いなく15年(のW杯後)より上がったと感じる。選手はグラウンドで結果を残すことに集中したい」

 松田(パナソニック) 日本代表の新しいバックスの軸と期待される。「次のW杯に向けて成長しないといけない。W杯から(プレーの)レベルを下げないことが重要」

 立川(クボタ) 元日本代表CTB。昨秋のW杯では惜しくも選外。「国際試合のような盛り上がりで、幸せだった」