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 無病息災を祈る「どんどや」が12日、熊本市北区のフードパル熊本であった。高さ20メートル、幅10メートルに組んだ竹に火が放たれると一気に炎があがり、多くの人から歓声があがった。

 農産物の生産者組合「西里とれたて市会」のメンバーが、近くの山で竹を切り倒して枯らすなど、昨年2月から準備を進めてきた。2トントラック5台分の竹を運び込み、6日に高さ約20メートルのやぐらを組み、5日間かけて竹を並べた。持ち寄った正月飾りは竹のまわりに投げ込まれた。燃えさかる竹がパン、パンと大きな音を立てはじけ、寒さを吹き飛ばした。

 炎の勢いが収まると、餅やサツマイモをアルミホイルに包んで竹の先に挟んだり、空き缶に入れて竹の先につるしたりしてかざして焼き上げ、子どもに食べさせる家族連れも多かった。

 合志市御代志の会社員小島茂樹さん(40)夫婦は3人の子どもを連れて訪れた。熊本地震では車上生活も体験したが、新たに家を建て「みんなスクスク育って平穏な年になりますように」と願った。小3の理桜さん(8)は書き初めも燃やした。「字がきれいになるかなと思って。めがねを何個も壊したので今年は大事にしたい」と笑顔で話した。(矢鳴秀樹)