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 東日本大震災で孤立した障害者や奔走する支援者らを描いた映画「星に語りて~Starry Sky~」の上映会が12日、福岡市の城南市民センターで開かれ、障害者やその家族ら約260人が鑑賞した。

 映画は、震災直後の岩手県や福島県が舞台。避難所で障害への支援や理解を得られず、自宅で孤立した障害者とその家族を描いている。また、支援者らが障害者の安否確認をする際、個人情報保護法が「壁」となったことも伝えている。

 知的障害がある娘(36)と暮らす福岡市南区の笹木信隆さん(66)は、映画を見て「災害があれば他人に迷惑をかけず、自分たちで生きられるよう備えたい」と話した。娘は服薬に電動吸入器が必要だといい、東日本大震災をきっかけに電源を確保できる車に買い替えたという。

 上映を共催した社会福祉法人「さざなみ福祉会」の金森佳子理事は、東日本大震災直後、障害者支援のため福島県南相馬市に入って孤立した障害者を目の当たりにした。「九州でも毎年のように台風や豪雨の被害がある。災害時の障害者や高齢者の支援のあり方について考えるきっかけになればいい」と話した。(枝松佑樹)