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 成人の日の13日、県内では各地で新成人の門出を祝う催しが開かれた。呉市天応地区では、地域住民の無病息災を願う笹酒(ささざけ)まつりもあり、新成人が笹酒を地域の人たちに振る舞った。

 笹酒まつりは、天応地区社会福祉協議会の主催で、今年で42回目。会場の呉ポートピアパーク(同市天応大浜3丁目)には、笹酒のコーナーに数百人が列を作った。地元出身の新成人30人が参加し、竹筒で温めた笹酒を地域の人たちに注ぎ、交流した。会場内ではもち入りのぜんざいも振る舞われ、新成人はもちつきも体験した。

 看護の専門学校に通う山之内大奈(だいな)さん(20)は、「小さい頃からお世話になった地域の人たちに恩返しできるような看護師になりたい」と意気込んだ。京都の大学に通う増野真美さん(20)は、2018年の西日本豪雨後、夏休みを利用して土砂かきのボランティア活動をしたという。「大人になったと改めて実感した。これからも募金活動など、地元のためにできることを続けたい」と話した。

 県教委によると、今年度の県内の新成人(1999年4月2日~2000年4月1日生まれ)は前年度より32人少ない2万9024人で、4年ぶりに減少した。県内ではこの日、呉市の天応地区などのほか、広島市、大竹市、東広島市、廿日市市、府中町でも成人式があった。(松島研人)