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 イランの女子選手として五輪で初のメダルを獲得した、テコンドーのキミア・アリザデ選手(21)が11日、インスタグラムでイランの体制を批判し、亡命の意思を表明した。イランメディアによると、滞在中のオランダに亡命するとの見方がある。

 アリザデ選手は、2016年のリオ五輪のテコンドー女子57キロ級にヘジャブ(イスラム教徒の女性が頭髪を隠す布)を着用して出場し、銅メダルを獲得。世界中の注目を集めた。

 インスタグラムに「名誉あるイランの皆さん、さようなら」「私は英雄ではなく、抑圧された女性の一人だ。(体制の)道具に過ぎなかった」と書き込み、女性の権利を制限するイランの体制を批判。「この決断は金メダルよりも難しかった」「どこにいても、私はイランの子どもだ」とも訴えた。

 イランでは、外国に亡命したり、国外に移住したりする選手が増えている。(テヘラン=杉崎慎弥