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 仏紙フィガロは13日、日産自動車と仏自動車大手ルノー前会長でレバノンに逃亡しているカルロス・ゴーン被告(65)が、ルノーに対して退職金約25万ユーロ(約3千万円)の支払いを求める訴えをフランスの労働裁判所に起こした、と報じた。前会長は年額約77万ユーロ(約9400万円)の年金の支払いも同社に要求している。

 ルノーは昨年1月のゴーン前会長の退職に際し、日本で逮捕され、職務を遂行できなかったことなどからルノー株約38万株(約19億円相当)などの支給を取りやめると決定していた。ゴーン前会長によると、退職後に毎年受け取れる年金約77万ユーロも支給されていないという。

 ゴーン前会長は同紙に対し、こうした退任を「茶番だ」と非難し、「私は年金を含め、私に与えられたすべての権利を要求する」と主張。昨年12月、フランスの労働裁判所に退職金約25万ユーロの支払いを求める訴えを起こしたことを明らかにした。ルノー株などを受け取るための訴訟も近く起こす方針という。(パリ=疋田多揚)