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 安倍晋三首相は13日(日本時間同日夜)、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で、アブダビ首長国のムハンマド皇太子と会談した。日本政府によると、中東海域への自衛隊派遣について、ムハンマド皇太子は日本の取り組みを評価、歓迎するとした上で「具体的な協力支援を惜しまない」と述べた。船舶航行の安全確保に向け、引き続き連携することで一致した。

 首相はまた、UAE国民訪日時のビザを完全に免除する措置を試行的に導入する方針を伝えた。訪日者数増に伴う経済効果などの点から決めたという。2009年に始めた同首長国との共同石油備蓄事業を3年間延長し、備蓄容量を3割増の約817万バレルに引き上げる合意文書も交わした。日本は、原油輸入の約25%を同首長国に依存。資源エネルギー庁は「中東情勢が緊迫化する中、緊急時における原油の安定供給の確保など、我が国の危機対応能力の更なる向上にも貢献する」とする。

 安倍首相は14日(同日午後)、最後の訪問国オマーンに移る。10日に死去したカブース・ビン・サイド前国王の弔問で、ハイサム新国王を訪ねるほか、アスアド国王代理と会談する。(アブダビ=豊岡亮)